首都大学東京 研究センター

首都大学東京 Tokyo Metropolitan University

News and Events

Archive : 2017年6月

水口佳一准教授の研究が新聞で紹介されました

June.17 2017 超伝導理工学研究センター

6月15日の読売新聞夕刊において,本センター員の水口佳一准教授(物理学専攻)の研究が紹介されました。新規BiS2超伝導体の発見など,最近の活躍が注目されています。

超伝導理工学セミナーのご案内

June.14 2017 超伝導理工学研究センター

7月5日から7日にかけて,理工学研究科物理学専攻において,京都大学大学院理学研究科の柳瀬陽一准教授をお招きして,集中講義「トポロジカル超伝導の基礎」を開催いたします。2日目の最後の講義はセミナー形式となりますが,それを超伝導理工学セミナーとして開催することとなりましたので,お知らせいたします。

超伝導理工学セミナー

日時:2017年7月6日(木) 午後4時20分

場所:11号館3階302号室

講師:柳瀬 陽一 氏 (京都大学大学院理学研究科・准教授)

題目:重い電子系超伝導体UPt3におけるトポロジカル超伝導

要旨:重い電子系と呼ばれる物質群において発見された超伝導は強相関電子系超伝導の先駆けとなり、しばしば超伝導研究のブレークスルーを引き起こしてきた。そのなかでもUPt3は、大きな興味を集めよく調べられてきた超伝導体である。UPt3はA相、B相、C相の3つの超伝導相を示し、それらは秩序変数の対称性によって区別されると考えられている。このような超伝導多重相を示す超伝導体は現在でも稀である。一方、近年トポロジカル超伝導の研究が進展し、スピン三重項超伝導はその主要な候補である考えられている。これまでに行われた数々の実験によると、UPt3はスピン三重項超伝導体である可能性が高い。そこで、UPt3の超伝導状態をトポロジカルに分類した結果、これまでに知られていないトポロジカル超伝導相が実現していることが分かった。例えば、B相は新種のワイル超伝導相である。より興味深いことに、A相は非共型結晶対称性に守られたトポロジカル超伝導相である。この2年ほどの間に得られたこれらの成果を紹介したい。