首都大学東京 研究センター

首都大学東京 Tokyo Metropolitan University

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超伝導理工学セミナーのご案内

April.16 2018 超伝導理工学研究センター

7月2日から4日にかけて,大学院分野横断プログラム超伝導理工学特別講義および理学研究科物理化学特別講義Iとして,本センターのメンバーでもある日本原子力研究開発機構先端基礎研究センターの神戸振作研究主席をお招きして,集中講義「強相関f電子系の超伝導」を開催いたします。2日目の最後の講義はセミナー形式となりますが,それを超伝導理工学セミナーとして開催することとなりましたので,お知らせいたします。

超伝導理工学セミナー

日時:2018年7月3日(火) 午後4時20分~

場所:8号館3階301室

講師:神戸 振作 氏(日本原子力研究開発機構先端基礎研究センター・研究主席)

題目:URu2Si2の隠れた秩序状態と超伝導状態の対称性

要旨:
重い電子系超伝導体URu2Si2の隠れた秩序と超伝導状態の対称性のNMRによる研究について述べる。特に,隠れた秩序状態の回転対称性と超伝導状態のスピン対称性について議論する。スピンエコー減衰の実験から隠れた秩序状態でも4回対称性は保たれ、NMR線幅に見られた2回対称性はextrinsicなものだったと考えられる。NMRにより決定された各サイトの電子的局所対称性から、隠れた秩序状態の可能な電子的空間群について議論する。またナイトシフトの温度依存により、超伝導状態のスピン対称性は一重項状態と考えられる。スピン磁化率の強い異方性についても議論する。